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山の手はその地域の西側だ!と東京の感覚で、名古屋駅の西側に引っ越したら、
そっちは下町だったという、オッチョコな洋章です。

名古屋ルールを知りたくて購入した、そのままずばりの『名古屋ルール』という本があります。
今日はその中から、東京からの移住者だと気になるなあという観点で
いくつかトピックを取り上げて書いてみようと思います。

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そもそも名古屋住みやすいって最近思ってないか…

いきなりこの本の冒頭。
『名古屋ほど住みやすいところはない』
あれ?最近自分もそう思っていないか?

先日、タクシーに乗ったところ、
ドライバーさん曰く、よそから来た人は最初はやっぱり慣れなくてブーブー言うんだそうです。
でも、だいたい3年目ぐらいから慣れて、名古屋いいなあぁ〜〜って言い始めるんだそうです。

『あ、自分もだ…』

人の込み加減がちょうどいいと思う。
感覚的にどんなに流行っている店でも、まあ1時間以上並ぶことはない。
ほどよくモノも店もある。
まあ、それはアマゾンさんのおかげだけど、モノには困りません。
リアル店舗がないわけではないし。
といっても、マニアックな例えになりますが、
ニコン、キヤノンのサービスセンターはあっても、フジフィルムはない。
全国主要都市の中でも、微妙に大阪にも東京にも近いので、支店候補地として
外されるといえば外されます^^

いい感じにフィルタリングされて東京っぽいものが持ち込まれてきます。

 

両側立ちのルール
エスカレーターのどちら側を空けるか?が話題になりました。

エスカレーター「両側立ち」の名古屋ルールが世界標準に

大阪・神戸などの近畿圏は「右立ち・左空け」。
東京・札幌・福岡などの地域は「左立ち・右空け」。

英国式を取り入れた大阪と、自動車の右側追い越し車線を模した東京の違いなんだそうです。

名古屋ルールはその点「両側立ち」です。

それでも、実際に住んでみての感覚としては、東京と同じ「左立ち・右空け」が多い感じだと思います。

そもそも「両立ち」が話題になったのは、ロンドンで発表されたある論文がきっかけです。

2016年11月にロンドン交通局が行った実験によると、

エスカレーターの両側立ち「片側空け」と、左右ともに歩かないで立つ「両側立ち」を行ったところ、

「片側空け」より「両側立ち」のエスカレーターが約3割増しの乗降客を運んだそうです。

 

「片側空け」の起源はイギリスですが、その地で「名古屋ルール」の方が効率的だと証明さました。

この試験結果は世界中で報じられ、エスカレーターの乗り方に関する議論が世界中で巻き起こっているようです。

名古屋市市営地下鉄では、そんな世界の風潮に先駆けることほぼ10年。
2004年からエスカレーターでの歩行禁止をアナウンス
しているそうです。

また、東京のエスカレーターでは通常右が空いてますよね。

山手線内の深い位置に地下鉄の駅があるようなところ。
そのホームから地上にのぼるエスカレーター。
ラッシュ時などの人がとても多い状態で、
右側列に乗ってしまうと、エスカレーターにもかかわらず、
かなりの距離を階段のように歩かされる羽目になります。

そのことに比べたら、そもそも長いエスカレーターが少ない名古屋では、
右でも左でもどうでもいいってことかもしれませんね。

 

 

環状線は、右回り&左回り

全国では東京の山手線などのように、電車の環状線は内回り・外回りと表現します。

それに対して、名古屋ルールでは、環状線は右回り左回りと表現します。

名古屋の地下鉄環状線は名城線です。2004年開通だそうです。

エスカレーターのアナウンスも2004年?なんで、みんな2004年?
愛地球博2005年。あ〜〜前年にいろいろ開通やルール化やいろいろ盛り上がったってことなんでしょう。

電車も車と同じく左側通行が基本だそうです。
名古屋の名城線を、そのルールで考えると、
地図にあるように栄〜大曽根〜名大のように左車線で進むと考えると、南から北へ向かうので右回りになります。
逆に栄〜金山〜名大のように左車線で進むと考えると、北から南へ向かうとので左回りとなります。

東京の山手線は内回り、外回りです。
渋谷〜新宿〜池袋と進む外周りは、左車線で進むと考えると南から北へ向かいます。
池袋〜新宿〜渋谷と進む内周りは、左車線で進むと考えると北から南です。

そもそも論になりますが、地名をある程度覚えて、
大体の位置関係が分かっていないと、右だ左だ、外だ内だ言われてもなんだか分かりません。
暮らしていくなかで、訪れた場所の位置関係をチェックしてみることが必要ですね。
特に自分で車の運転をしない人は、いつまで経っても覚えられないので、
このような路線図でなんとなくの位置関係をチェックしておくといいと思います。

今回は、交通編としていくつかとりあげましたが、
ほかにもいろいろあるので、別の記事としてまとめていきたいと思います。

 

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